>
第28回 吉祥寺薪能
平成25年10月3日(木)
午後4時30分 開場 午後5時15分 開演
 吉祥寺薪能
 

  

●ところ 吉祥寺 月窓寺境内 (雨天の場合は武蔵野市民文化会館で蝋燭能)

●雨天の際は、武蔵野市民文化会館にて行います。
●演者は都合により断りなく変更することがあります。
●開演中の写真撮影は一切禁止いたします。 
●会場には、駐車場がありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
●寺院境内につき、誘導員の指示によってご入場、ご退場下さい。その他、係員の指示に従って頂きます。

雨天の場合の会場案内 ⇒

   



 
JP(ジェイピィー)です。 宜しくお願いいたします。
吉祥寺の本

 

 


 

大会長挨拶 吉祥寺薪能実行委員会大会長 安藤亨

市長挨拶 武蔵野市市長 邑上守正


--- 番   組 ----


解 説   

横浜能楽堂副館長  中村雅之

 火入の儀

■素の魅力■

一調 野 守


シテ 本田光洋
太鼓 徳田宗久

狂言 船 渡 聟 

船頭


舅  野村万作


聟 野村 萬斎
姑 石田 幸雄
後見  岡 聡史


- - - 〈休憩十五分〉 - - -

解 説   

横浜能楽堂副館長  中村雅之



能 俊 寛  康頼   辻井 八郎


成経   金春 憲和
俊寛   金春 泰明
赦免使  森 常義

船頭 深田博治 

大鼓   安福 光雄
小鼓   住駒 充彦

笛 藤田 貫寛

後見 櫻間 金記
政木 哲司

地謡   柴山 暁    高橋 忍
井上 貴覚  高橋 汎
本田 芳樹  吉場 廣明
渡辺 慎一  山井 綱雄

          

(終了予定 午後八時四五分頃)

 

 



一調野守(のもり)


一調(いっちょう)は能の演奏形式の一種で、能の中でも謡の趣のある一部分を、シテが謡い、

囃子が通常とは異なる手法で演奏する。本公演は、能「野守」(世阿弥作)を演じる。



狂言舟渡聟

(ふなわたしむご)


舅宅へ挨拶のために渡し舟に乗った聟は、酒好きの船頭に会う。船頭は聟の持つ酒樽に目をつけ、振る舞うように迫るが断られる。すると、舟を漕ぐのをやめたり、激しく揺らしたりして強引に無心する。聟は仕方なく酒を飲ませ、軽くなった酒樽を持って聟入り先へ出向くと、外出していた舅が帰宅する。舅は聟の顔を見てびっくり仰天。先ほど舟で酒を無理やりに振る舞わせた若者であった。舅は髭を剃り、顔を隠して対面するのだが…。


能 俊寛(しゅんかん)

平家打倒を謀った俊寛僧都(しゅんかんそうず)、丹波少将成経(たんばのしょう しょうなりつね)、平判官康頼(へいはんがんやすより)は、鬼界ヶ島に流された。島では、成経・康頼が島に勧請した熊野三社に参拝する毎日を送っている。三人は水を酒になぞらえて飲み交わし、栄華の昔を偲び今の身の上を嘆いている。都では、平清盛の娘(中宮徳子)の懐妊により安産祈願の大赦があり、赦免状が発せられた。鬼界ヶ島に赦免使が赴くと、赦免状に成経と康頼の名前はあるが、自分一人だけの名が無いと知った俊寛は、怒りと絶望に打ち震える。船出の時が来て、せめて九州までと船頭の情に訴えるが、膳擢(うかい)を振り上げられ打たれそうになる。恐ろしい絶海の孤島に残される俊寛の悲嘆と、生への未練を描く。本曲は、能の他に浄瑠璃・歌舞伎の題材になったことでも有名。 

 


プロデュース 旅川雅治